270年前
フリースラント州の小さな村から
1753年、Egbert Douwesと妻のAkke Thijssesは、オランダの北部に位置する街ヤウレのミドストラート通りに、「De Witte Os(ホワイトオックス=白い牛)」と名付けた嗜好品(コーヒー、紅茶、タバコ)を取り扱う店舗をオープンし、今日のDouwe Egberts社の基礎を築きました。
1755年1月10日、EgbertとAkkeの間に、息子「Douwe Egberts」が生まれました。20年後の1775年、Douwe EgbertsはYmke Jacobs Visserと出会い結婚。そして1780年頃、彼は両親のビジネスを継ぎ、順調に事業を発展させていきました。
19世紀初頭のフランス統治時代、誰もが名字を名乗らなければなりませんでした。Douwe Egberts社の一族は、1812年に「De Jong」を名字に選びました。しかし、会社は「De Jong」でも「Egbert Douwes」でもなく、「Douwe Egberts」として知られるようになりました。これはDouwe Egbertsが地元ヤウレに留まらず、着実な販路開拓路線をとったためです。彼の父親はヤウレの店に注力していたため、地元でしか知られていなかったのです。
1919年、Douwe Egberts社はユトレヒト市のカタレイネカーデに最初の支店と焙煎所を出店しました。
Douwe Egberts社のギフトポイント制度は1924年に導入されました。約90年続く現在まで存続しているオランダで最も古いポイント制度です。Douwe Egberts社製品の魅力を惹きつけることに成功し、オランダ全世帯のうち63%がDouwe Egberts社のギフトポイントを貯めており、年間250万ポイント以上のギフトポイントが利用されています。
1925年、タバコのパッケージに、初めてD.E.ロゴが押印されました。それ以来、このロゴはさまざまな変遷を遂げてきました。今日よく知られているD.E.ロゴは、ブランドを一目で認識させ、その品質を保証しています。
最初の創立祭は、Douwe Egberts社が175周年を迎えた1928年に行われ、2日間かけてほぼ全てのヤウレ市民がお祝いしました。
1937年には紅茶ブランド「ピックウィック」が登場しました。名前の由来は、チャールズ・ディケンズの「ピックウィック・ペーパーズ」からです。
1953年、Douwe Egberts社は創業200周年を迎え、オランダ王室より「ロイヤル」の称号を与えられました。この栄誉ある称号はオランダのコーヒーブランドでは唯一無二です。
1954年、Douwe Egberts社は、50gの瓶に入ったインスタントコーヒー「Moccona」を発売しました。この試みは大成功し、1975年にはオランダの家庭の70%がインスタントコーヒーを使用するようになりました。
1963年、Douwe Egberts社は、電気式フィルターコーヒーマシン「Wigomat」を発売。
「Douwe Egbertsのコーヒー……おいしいコーヒー」1967年、Douwe Egberts社はオランダのテレビで初めて自社のコーヒーを宣伝しました。D.E.はテレビ広告を利用した最初の企業のひとつです。D.E.初のテレビ広告は、ブランドの親近感と、コーヒーがいかに人々を結びつけるかをテーマにしたものでした。
1960年、Douwe Egberts社は国のコーヒーとタバコ輸出量の半分以上を占めるようになりました。1968年に設立された子会社「Douwe Egberts Nederland」は、オランダにおける、紅茶とコーヒーのマーケティングと販売を専門としています。
1978年、D.E.は、アメリカのコンソリデーテッド・フーズ社(後のサラ・リー社)と提携しました。
2002年、D.E.は新しいブランド戦略として、伝統的なフリジアン・レディー(フリースラント州をイメージした女性)のロゴを、コーヒーを楽しむ「Aroma Lady」に変更しました。
2003年、Douwe Egberts社は創業250周年を迎え、この年多くの特別な活動を行いました。盛大なお祝いとなったのは、私たちがD.E.ブランドを誇りに思っており、この特別な瞬間を皆さんと共有したかったからです。
2006年、Douwe Egberts社が第1回「隣人の日」を開催しました。
D.E MASTER BLENDERS 1753とコーヒー会社のモンデリーズ・インターナショナルが合併した結果、世界最大のピュア・プレイ・コーヒー会社であるJACOBS DOUWE EGBERTSが誕生しました。
原材料の調達、環境への配慮、コミュニティへの参加……「持続可能な社会」というビジョンは、私たちのすべての活動の中心にあります。「継続的な改善」は私たちにとって大切な信条の一つです。そのため、私たちはサプライヤー、事業者、消費者の皆さま、NGO、政府、そしてDEのパートナーからのフィードバックを大切にし、コーヒーに取り巻くあらゆる世界に貢献することを目指しています。
JDEは1753年創立から270年以上にわたり「A Coffee for Every Cup(あらゆるカップにコーヒーを)」というスローガンを守り続けてきました。今日ではDouwe Egbertsをはじめとする私たちのグループブランドは、143カ国以上で販売されています。
私たちJDEは、この"持続可能な社会=サステナブルな社会"の実現に積極的に取り組むことで「一杯一杯に責任あるコーヒー」を提供することを約束します。この約束は私たちの考えるサステナビリティの中核をなすものであり、環境に配慮して生産されたさまざまな産地の認証済みコーヒーご提供していきます。